gynecology婦人科

婦人科外来の流れ

一般外来

女性が気になる病気や症状の中には、女性ホルモンや年齢と関係しているものも多くあります。
普段から、予防・健康管理を心がけましょう。
気になるときは早めにご相談ください。

 

月経に関するトラブル

  • 1ヶ月に2回来たり、2ヶ月以上来なかったりする。
  • 量が極端に多かったり少なかったりする。
  • 期間が短かったり、長く続いたりする。
  • 月経痛がひどい

こういう時は、ホルモンのバランスが乱れているのかもしれません。
子宮や卵巣の病気が隠れていることもあるので要注意です。

 

子宮筋腫

子宮にできる良性の腫瘍です。
大きさや症状、年齢などを考慮して、手術や薬などの治療をお勧めする場合や、定期的に検診を受けて、様子を見ていく場合があります。

 

子宮内膜症

子宮内膜という組織が子宮の内側以外の卵巣や子宮の周辺にできる病気です。 月経痛が激しく月経以外の時でもお腹や腰に激しい痛みが現れます。月経痛がだんだんひどくなってきた場合は要注意です。

子宮がん検診

女性特有のがんは、40~50歳以降に多くみられますが、最近では若い女性にも増えています。
定期的に検診を受けましょう。

 

子宮頸がん

子宮の入り口付近(頸部)の粘膜にできるがんで、若い女性にも比較的多くみられます。
初期はまったく無症状ですから、1~2年に一度検診を受けることをお勧めします。

 

子宮体がん

子宮の内膜にできるがんで、子宮内がんとも呼ばれます。主な自覚症状は不正出血ですが、 無症状の場合も多いので、定期的に検査を受けましょう。

 

卵巣がん

卵巣にできる悪性のがんで、10代から高齢者まで幅広い年齢でみられます。 自覚症状がないため初期のには判りにくいことが多いですが、 検診時に診断されることが少なくありません。

 

乳がん

乳房にある乳腺に発生する悪性腫瘍で、近年急増しています。乳がんの症状はさまざまです。

  • しこり
  • 血性乳頭分泌
  • 乳首の陥没
  • 皮膚のくぼみ

自分で早期発見できるケースが多いので、セルフチェックをお勧めします。
セルフチェックなどわからないことは、相談してください。

不妊外来

望んでるのに2年以上妊娠しない場合は、検査を受けましょう。
女性の場合、一通りの検査を受けるのに3ヶ月ほどかかります。
男性に原因があることも考えられるので、できればパートナーといっしょに受診しましょう。

更年期外来

更年期障害

女性ホルモンの分泌が急に減って、さまざまな症状があらわれることがあります。

  • のぼせやほてり
  • 手足の冷え
  • 動悸
  • 不眠
  • イライラなど

女性ホルモンを補う治療を行います。 そのほかにカウンセリングなどによる対処法もあります。

婦人成人病の診断と治療

婦人成人病は、更年期以降は特に注意が必要ですが、若い人にも増えています。
医師に相談しながら生活習慣の改善を心がけましょう。

高血圧

遺伝的な体質に食生活やストレスなどさまざまな環境因子が加わって起こります。
塩分の取りすぎや食べ過ぎによる肥満、ストレスに注意して、食生活を見直し、 適度な運動をしましょう。

 

高脂血症

女性ホルモンにはコレステロールの増加を抑える作用があるといわれています。
更年期以降は、血液中のコレステロールや中性脂肪が増え始めます。
増えすぎると高脂血症になって、動脈硬化の原因になります。
高血圧や心筋梗塞、脳梗塞の危険も高くなります。

 

糖尿病

インスリンの働きが不十分なために血糖が異常に増えてしまう病気です。 原因は遺伝的な体質に加えて、肥満や運動不足などです。
初期症状がないので、定期的に検診を受け血糖値をチェックしましょう。

避妊相談

ピル・IUD・コンドームなどの方法があります。それぞれの特徴をよく知って、自分に合った避妊をすることが大切です。
わからないことはお気軽に相談してください。

OC・低用量ピル

OCとは「Oral Contraceptives」の略で、「低用量経口避妊薬」または「低用量ピル」のことをいいます。
低用量ピルは卵胞ホルモンと黄体ホルモンという本来卵巣から分泌されているホルモンを内服することで、下垂体から分泌されるホルモンを抑制し、卵胞を成熟させなくします。
同時に頚管粘液の性状を変化させ精子の進入を阻止し、さらに子宮内膜にも影響を及ぼし着床することが難しくなり、避妊効果を高めてます。